名尾山村(読み)なおやまむら

日本歴史地名大系 「名尾山村」の解説

名尾山村
なおやまむら

[現在地名]大和町大字名尾

慶長絵図によると神埼郡に名尾山とあり、正保絵図では佐賀・神埼両郡に名尾山村がある。川上かわかみ川の上流の名尾川と田中たなか川の合流点を中心にして谷間に小集落が散在する。万延元年(一八六〇)の郷村帳では、神埼郡の口山内くちさんないに「名尾 井手口・原ノ古賀・折敷野」とあり、佐賀郡の山内に「名尾山 大籠・籠原・中ノ門・萩ノ平・峠」とある。

山内は神代くましろ氏の勢力下にあったが、藩政期になると佐賀本藩の蔵入地(直轄地)となり、山内代官の支配となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android