吉江新村(読み)よしえしんむら

日本歴史地名大系 「吉江新村」の解説

吉江新村
よしえしんむら

[現在地名]福光町吉江野よしえの

天池新あまいけしん村の北西にあり、西を大井おおい川が北流する。中央部をほぼ東西二俣ふたまた越が通る。慶長八年(一六〇三)下吉江しもよしえ(現福野町)から嘉門という者が当地に来住し、元和三年(一六一七)までに高一四石余を開墾したとされ、初め「かも助村」といったらしい(福光町史)村立ては同年から寛永三年(一六二六)の間という(「当組中昔出来村」菊池家文書)正保郷帳に村名がみえ、宗守むねもり村に一括されて高付されている。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高二二〇石、免三ツ六歩、同二年・三年の新開高五四石(三箇国高物成帳)。同三年の川西家高付帳(川合家文書)によれば広瀬舘村四郎兵衛組に属し、役家数四。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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