司馬 遷(読み)しばせん

旺文社世界史事典 三訂版 「司馬 遷」の解説

司馬 遷
しばせん

前145ごろ〜前86ごろ
前漢の歴史家。『史記』の著者で中国の歴史の父ともいわれる
父の歴史編修事業を継ぎ,太古の黄帝以来漢代までの歴史をまとめた。前99年,将軍李陵が匈奴 (きようど) に降ったのを弁護して武帝の怒りをかい宮刑去勢の刑)に処せられたが,恥辱にたえて名著を完成した。

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