精選版 日本国語大辞典 「只管・一向」の意味・読み・例文・類語
ひた‐すら【只管・一向】
[1] 〘形動〙 そのことだけに意を用いるさま。いちずであるさま。ひたそら。
※書紀(720)神代上(兼方本訓)「我今、当に永(ヒタスラニ)去なむ」
[2] 〘副〙
① もっぱらそのことに集中するさま、その状態に終始するさまを表わす語。いちずに。ただただ。
② 完全にその状態であるさまを表わす語。まったく。まるっきり。
※俳諧・父の終焉日記(1801)五月一二日「つれなき事を申物哉とて、ひたすら聞入れ給はず」
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