古森村(読み)こうもりむら

日本歴史地名大系 「古森村」の解説

古森村
こうもりむら

[現在地名]篠山市古森

古市ふるいち村の東に位置し、武庫むこ川が流れ、海見うみの山・柏野山がある。油井あぶらい村から分立したという。「丹波志」に酒井さかい庄のうちとして「古森」とみえ、高一六九石余。天明三年(一七八三)の篠山領内高並家数人数里数記では古市組のうちで、家数二三・人数九七。「多紀郡明細記」に油井村高のうち古森村とあり、山役米一石四斗のほか薪二三荷・瓦焼木一〇束を納めていた。

古森村
ふるもりむら

[現在地名]長野原町古森

与喜屋よきや村の西にあり、吾妻川右岸、浅間山北麓の山林斜面が大部分を占める。「加沢記」によると永禄五年(一五六二)武田信玄が対立する鎌原・羽尾両氏領の境界を決め、古森・与喜屋が鎌原領とされた。万治二年(一六五九)の沼田藩領分書上写によると高三四石余。寛文郷帳では田方六石余・畑方二七石余。寛文三年(一六六三)の沼田藩領新検地控によると一三二石余で、鎌原縫殿の給分。貞享二年(一六八五)の沼田藩領再検地控では四六石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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