古布内村(読み)こぶうちむら

日本歴史地名大系 「古布内村」の解説

古布内村
こぶうちむら

[現在地名]関宿町古布内、茨城県岩井市古布内

親野井おやのい村・次木なみき村の東に位置し、北西きりさく村。東を江戸川が流れる。地内に嘉暦四年(一三二九)銘などの武蔵型板碑がある。慶長一一年(一六〇六)に写された宝聖ほうしよう(現埼玉県幸手市)の大永五年(一五二五)三月二一日の末寺帳(同寺蔵)に「金剛院 小府内」とみえるが、同末寺帳は検討を要する。寛文四年(一六六四)の板倉重常領知目録(寛文朱印留)に村名がみえ、関宿藩領。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では高四五四石余、同藩領。旧高旧領取調帳でも同藩領。天保八年(一八三七)と推定される関宿藩領年貢(関宿志)によると年貢は永一二二貫九二〇文余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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