古典・故典(読み)こてん

精選版 日本国語大辞典 「古典・故典」の意味・読み・例文・類語

こ‐てん【古典・故典】

〘名〙
① (「こでん」とも) 古くからの法式。いにしえ典礼。〔日葡辞書(1603‐04)〕〔漢書‐王莽伝・中〕
② 古い典籍。昔の経典
建武式目(1336)前文「古典曰、徳是嘉政、政在民云々」 〔応璩‐与王子雍書〕
③ すぐれた著述や作品で、過去の長い年月にわたって多くの人々の模範となり、また愛好されてきたもの。
落梅集(1901)〈島崎藤村七曜のすさび・水曜日送別「君は早や故典のあらかたをも修め終りつ」

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