受取渡・請取渡(読み)うけとりわたし

精選版 日本国語大辞典 「受取渡・請取渡」の意味・読み・例文・類語

うけとり‐わたし【受取渡・請取渡】

〘名〙
一方の人が渡した物や人を、他方の人が受け取ること。受け取ることと渡すこと。うけわたし授受
申楽談儀(1430)付載「識事(しきじ)のうけとりわたしの年期」
浄瑠璃・大経師昔暦(1715)中「預け者には請取渡しの作法が有」
婚礼の時、嫁を婿方に渡すこと。また、その式。花嫁一行と、婿方の迎えの一行とが途中で出会い、酒宴を開く例もある。
仮名草子・尤双紙(1632)上「よめ入の夜の請取(ウケトリ)わたし」
請負師が請け負った仕事をさらに他の者に請け負わせること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android