厨・庖・厨家(読み)くりや

精選版 日本国語大辞典 「厨・庖・厨家」の意味・読み・例文・類語

くり‐や【厨・庖・厨家】

〘名〙
飲食物を調理する所。台所
書紀(720)大化二年正月(北野本訓)「一人を以て廝(クリヤ)に充てよ」
② 「くりやびと(厨人)」の略。
※宇津保(970‐999頃)藤原の君「くりや、ざふし合はせて五人ばかり、別当、預どもつきたり」
③ もてなすこと。饗応
小右記‐長徳三年(997)一〇月一日「有厨御贄、一献左大臣、不令献者飲」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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