原嶋村(読み)ばらしまむら

日本歴史地名大系 「原嶋村」の解説

原嶋村
ばらしまむら

[現在地名]草加市西町にしちよう氷川町ひかわちよう高砂たかさご二丁目・住吉すみよし一丁目

日光道中草加宿組を構成する一村で、南草加村の西にある。西は新堀にいほり(現川口市)。東方日光道中沿いに飛地がある。天正一〇年(一五八二)の龍淵寺本成田家分限帳には戦国期のおし(現行田市)城主成田氏の譜代侍として永楽二五貫文の原島宮内の名がみえ、「風土記稿」は当地出身の武士とするが不詳。足立郡谷古田やこだ領に属した(風土記稿)。寛永六年(一六二九)検地時の様子を伝えるとされる御水帳之面屋敷書上ケ覚(東京都立中央図書館蔵)には、草加宿屋敷のうち当村分は一〇屋敷・二反余とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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