原崎新田(読み)はらがさきしんでん

日本歴史地名大系 「原崎新田」の解説

原崎新田
はらがさきしんでん

[現在地名]田上町原ヶ崎新田

新津丘陵と蒲原平野との境目に開け、北・東は田上村、南は吉田よしだ新田・羽生田はにゆうだ村。本村集落と東に田上村と接する西にしさきの集落からなる。西ヶ崎の西方四〇〇メートルの水田地域(標高約六メートル)には、大館おおたて館外たてそと腰廻こしまわりという小字名が残り、中世護摩堂ごまどう城主平賀氏居館跡と伝える。

元禄一一年(一六九八)の賀茂組新田村付帳(新発田市立図書館蔵)によれば、寛永一九年(一六四二)に田上村の地内を開発立村し、寛文七年(一六六七)と推定される御領内見分之書付(貴船家文書)では物成高一一五石五斗余、家数五〇・人数三一二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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