原 胤昭(読み)ハラ タネアキ

20世紀日本人名事典 「原 胤昭」の解説

原 胤昭
ハラ タネアキ

明治期のキリスト教社会事業家,教誨師



生年
嘉永6年2月2日(1853年)

没年
昭和17(1942)年2月23日

出生地
江戸・八丁堀

経歴
江戸南町奉行所与力の家に生まれ、13歳で家職を継ぐ。明治維新後、東京府記録方を経て、7年米国の宣教師カロザースにキリスト教を学び受洗。9年東京の銀座に原女学校を創立、また十字屋書店を開業しキリスト教関係図書を出版。16年刊行物が新聞紙条例に触れ、石川島監獄に入獄。そこで非人道的な監獄体験から免囚保護事業を志し、20年日本初の教誨師となる。釧路集治監樺戸集治監囚人の教化、待遇改善に尽力。30年帰京し、東京出獄人保護会を設立、出獄者の更正保護事業に取り組む。著書に「出獄人保護」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「原 胤昭」の解説

原 胤昭 (はら たねあき)

生年月日:1853年2月2日
明治時代のキリスト教社会事業家
1942年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報