厚苫村(読み)あつとまむら

日本歴史地名大系 「厚苫村」の解説

厚苫村
あつとまむら

[現在地名]積丹郡積丹町大字美国町びくにちよう 厚苫

明治初年(同二年八月―同六年の間)から同三五年(一九〇二)まで存続した村。小泊こどまり村の東に位置する。北東に厚苫岬が突き出し、南に大森おおもり山がある。明治四年の美国郡諸調(古平町史)では「アツトマエ」の家数一二・人別一一五。同年の「春日紀行」に「厚渡前」とある。同六年の「後志国地誌提要」に厚苫村とみえ、戸数一五・人口六二、寄留戸数二、人口一一五(うち男一〇九)、稲荷社、三半船一四・保津船一七・川崎船七・磯船一六。明治九年の大小区画沿革表にアツトマの訓が付される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android