ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「卵形嚢」の意味・わかりやすい解説 卵形嚢らんけいのうutriculus 球形嚢とともに内耳膜迷路の中央に位置し,互いに連嚢管で連絡している。卵形嚢は径5~6mmで,その内面に卵形嚢斑があり,球形嚢は径2~3mmで,その前外側壁に球形嚢斑がある。これらの斑は内面に感覚上皮があるため厚くなっており,合せて平衡斑と呼ばれ,位置の感覚を司る。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報