印付・標付(読み)しるしつけ

精選版 日本国語大辞典 「印付・標付」の意味・読み・例文・類語

しるし‐つけ【印付・標付】

〘名〙 (「しるしづけ」とも)
① 物にしるしをつけること。
断橋(1911)〈岩野泡鳴〉一〇「自分だけのしるし付けを要すると思ったから、〈略〉ちいさな風呂敷に包んで、首に結はへつけて見た」
② 特に、裁ち縫いの所へ篦(へら)や糸などでしるしを付けること。
③ 緒の結び方の一つ。緒を二重に通して、緒の両端を、初め回った緒の下を通して引き出すもの。かめぐくし。〔随筆貞丈雑記(1784頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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