南郊地区(読み)なんこうちく

日本歴史地名大系 「南郊地区」の解説

南郊地区
なんこうちく

東は伊勢湾に臨み、津市橋南きようなん地区の南方、西は段丘状丘陵地帯で久居ひさい市に接し、南は雲出くもず川を隔てて一志郡三雲みくも村、東南は雲出川の分流雲出川古くもずがわふる川を隔てて同郡香良洲からす町に接する。西側段丘の裾を南北に伊勢参宮街道が通る。その東に並行して国鉄紀勢本線が通る。古代・中世は「壱志藤方」「安濃郡藤方」など所属郡が一定しないが近世には一志郡。

明治五年(一八七二)五月大区・小区制の実施に伴い、当地域はいったん度会わたらい県第五大区(一志郡)に属したが、八月垂水たるみ藤方ふじかた両村は三重県第八大区(安濃郡)に編入された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報