南華・南花(読み)なんか

精選版 日本国語大辞典 「南華・南花」の意味・読み・例文・類語

なんか ナンクヮ【南華・南花】

※蕉堅藁(1403)春夢「蝶入南華曾挧々、相逢欲語意綢繆」
[2] 〘名〙 ((一)に寓言が多いところから) とりとめもないことをいう者や変人、うそつき。また転じて、江戸初期上方の遊郭などで、愚鈍な者やうつけ者をいう。野暮天(やぼてん)。二番ばえ。紀三井寺。なんかん。〔仮名草子浮世物語(1665頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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