南山方村(読み)みなみやまがたむら

日本歴史地名大系 「南山方村」の解説

南山方村
みなみやまがたむら

[現在地名]佐伯町南山方

吉井川東岸、妙見みようけん(五一九・二メートル)南面台地上にある。北は北山方村。慶長一八年(一六一三)和気郡御勘定帳に村名がみえ、物成三六石余、夫米二石余。同一〇年の備前国高物成帳(備陽記)では矢田やた郷に含まれる。寛永備前国絵図では高七九石余。「備前記」に「山上」とあり、枝村として延原のんばらが載る。「備陽記」では田畠一二町五反余、家数四五・人数二二八、岡山城下さかえ町まで道程八里一八町、船路倉安くらやす川通り城下京橋きようばしまで一〇里、池一。「吉備温故秘録」に、枝村として延原のほか山桝を記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android