南宇津志村(読み)みなみうつしむら

日本歴史地名大系 「南宇津志村」の解説

南宇津志村
みなみうつしむら

[現在地名]船引町南移みなみうつし

石沢いしざわ村の東、移ヶ岳北麓に位置する山村。南移とも書く。北境を移川が西流。同川に臨むまち丘陵に南宇津志館跡がある。中世田村庄のうち。永禄一一年(一五六八)七月吉日の熊野山新宮年貢(青山文書)に「六段 六百文 南うつし」とみえ、紀州熊野新宮に年貢を納めている。なお「中山」からの年貢分のうち一六〇文は「上宇津志八石まき」が代納した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android