千蔵院(読み)せんぞういん

日本歴史地名大系 「千蔵院」の解説

千蔵院
せんぞういん

[現在地名]長岡市柏町一丁目

真言宗豊山派、普門山観音寺と号し、本尊は行基作と伝える千手観音で、越後観音第一五番札所。脇立は不動と毘沙門千手観音堂別当で、元和四年(一六一八)玉蔵ぎよくぞう院慶善が牧野家に随従して長岡に来て、その師祐慶の隠寮として当院を建てたのに始まるという。本尊千手観音はもと村上周防守義清が常に尊信していたという一寸八分黄金の兜仏であるが、軍功の賞としてその臣宮九郎兵衛に授与した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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