千葉寺（読み）チバデラ

デジタル大辞泉

ちば‐でら【千葉寺】

千葉市にある真言宗豊山派の寺。正称は「せんようじ」。山号は海上山。行基の開山と伝え、坂東三十三所第29番札所。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

せんよう‐じ センエフ‥【千葉寺】

千葉市中央区千葉寺(ちばでら)町にある真言宗豊山派の寺。山号は海坐山。和銅二年（七〇九）行基の創建と伝えられ、自刻の十一面観音像を本尊とする。坂東三十三所の第二九番札所。ちばでら。千葉寺観音。

ちば‐でら【千葉寺】

千葉市中央区にある真言宗豊山派の寺、千葉寺(せんようじ)の別称。

出典　精選版 日本国語大辞典

日本歴史地名大系

千葉寺
ちばでら

• 千葉県：千葉市
• 中央区
• 千葉寺村
• 千葉寺

[現在地名]中央区千葉寺町

千葉寺集落の北部に位置する。真言宗豊山派。海上山と号する。本尊は十一面観音菩薩像で、和銅二年（七〇九）行基が当地池田（いけだ）郷を訪れた際に自ら刻んだものと伝え、これを当寺の始まりとする。創立者を千葉国造の後裔、池田氏または蘇我氏の一流とする説があるが未詳。聖武天皇の代には一八間四面の本堂をはじめ寺家一〇・脇堂一八などの寺容をもっていたが、永暦元年（一一六〇）雷火で堂宇を焼失したため、西方八町ほどの地に移転したという。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」

デジタル大辞泉プラス

千葉寺(せんようじ)

千葉県千葉市中央区にある真言宗豊山派の寺院。山号は海上山、本尊は十一面観世音菩薩。和銅年間、行基による開山と伝わるが不詳。坂東三十三観音第29番札所。

出典　小学館