千葉寺村(読み)ちばでらむら

日本歴史地名大系 「千葉寺村」の解説

千葉寺村
ちばでらむら

[現在地名]中央区千葉寺町・末広すえひろ二―五丁目・葛城かつらぎ一―三丁目・寒川町さむがわちよう稲荷町いなりちよう青葉町あおばちよう南町みなみちよう一―二丁目

千葉町の南方に位置し、村名ともなった真言宗の古刹千葉寺が建つ。南西の浜方に近く当村内とされた御達報ごたつぽ村がある。応永一七年(一四一〇)の香取造営料足納帳(静嘉堂文庫)にくわうこん庵預分として千葉寺とみえ、田一丁五反で分銭一貫五〇〇文が課されていた。寛永二年(一六二五)知行宛行状葛飾かつしか郡千葉寺村とみえ、高二七五石余が旗本深尾領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報