千垣村(読み)ちがきむら

日本歴史地名大系 「千垣村」の解説

千垣村
ちがきむら

[現在地名]立山町千垣

芦峅寺あしくらじ村の西、常願寺川上流の河岸段丘上に位置。立山道に沿う。立山開山にかかわり、開村は平安時代にさかのぼると推定され、鎌倉時代増補の「伊呂波字類抄」十巻本の巻四に「上芦峅寺、根本中宮、横安楽寺、又高禅寺、又上厳山之頂禅光寺千柿也」とあり、千柿は当地のこととされる。享禄三年(一五三〇)三月二二日の某下知状(芦峅寺文書)に「葦峅之内、ちかき村」とみえ、当村の百姓が買得した畑が芦峅百姓に還付されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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