十束・十握・十拳(読み)とつか

精選版 日本国語大辞典 「十束・十握・十拳」の意味・読み・例文・類語

と‐つか【十束・十握・十拳】

〘名〙 (「つか」は握ったときの、人差指から小指までの長さ)
① 十握りの長さ。十つかみの長さ。
書紀(720)顕宗即位前(図書寮本訓)「出雲新墾(にひはり)。新墾の十握稲(トツカしね)浅甕(さらけ)に醸(か)める酒」
② 「とつか(十束)の剣」の略。
※歌舞伎・名歌徳三舛玉垣(1801)四立「深養父が家の重器翁丸をとつかとなし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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