十日町[市](読み)とおかまち

百科事典マイペディア 「十日町[市]」の意味・わかりやすい解説

十日町[市]【とおかまち】

新潟県南部,信濃川中流の十日町盆地を占め,東頸城(ひがしくびき)丘陵東部を含む市。1954年市制。飯山線,北越急行ほくほく線が通じる。市名は十日に一度市が立ったことに由来する。古くから手機(てばた)が発達,十日町明石縮(ちぢみ)の産地として知られ,現在も御召など高級絹織物を多産し,繊維工業は主要産業で,市の製造品出荷額は503億円(2003)。全国有数の豪雪地帯で,2月の雪祭は札幌雪まつりと並んで有名。西部松之山温泉がある。2005年4月中魚沼郡川西町,中里村,東頸城郡松代町,松之山町を編入。東日本大震災で,市内において被害が発生。590.39km2。5万8911人(2010)。

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