北海道武蔵女子短期大学(読み)ほっかいどうむさしじょしたんきだいがく(英語表記)Hokkaido Musashi Women's Junior College

大学事典 「北海道武蔵女子短期大学」の解説

北海道武蔵女子短期大学[私立]
ほっかいどうむさしじょしたんきだいがく
Hokkaido Musashi Women's Junior College

武蔵大学同窓生有志・教員によって北海道札幌市の西北に1967年(昭和42)に創立された女子の私立短期大学。武蔵大学の学問的・人間的交流を重視するゼミナールによる少人数教育をもって,北海道で激増する女子の高等教育への要望に応えるとともに,北海道の学問・文化の向上を希求して設立された。教養科を設置すると同時に図書館司書課程付設した。初代理事長は武蔵大学教授岡茂男,初代学長は武蔵大学の5代学長宮本和吉。1968年秘書(セクレタリー)課程を付設(2004年ビジネス教養課程に変更)。1974年英文学科を増設し教養科を教養学科に改称,95年に経済学科が増設され3学科となり,現在に至る。2016年(平成28)5月現在の学生数838人。設立趣意書に掲げた建学の精神を学則第1条におき,「真理を求めいつくしむ知性ある女性」「愛に生き信念に生きる気品ある女性」「人類文化の発展に尽す意欲ある女性」と集約し,教育理想とした。教養教育と自ら学び自ら考えるゼミナールを中心とした教育により,現代女性に必要とされる汎用能力・自己開発能力を養成し,図書館司書をはじめ広く地域の基盤となる人材を輩出している。経済関係の学科をもつ数少ない短期大学の一つ
著者: 齋藤麻美世

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報