北海道庁旧本庁舎(読み)ほつかいどうちようきゆうほんちようしや

日本歴史地名大系 「北海道庁旧本庁舎」の解説

北海道庁旧本庁舎
ほつかいどうちようきゆうほんちようしや

[現在地名]中央区北二条西五―六丁目・北三条西五―六丁目

煉瓦(庁舎)として親しまれた北海道庁の旧庁舎。明治一九年(一八八六)七月に着工し、同二一年一二月に完成した。設計は北海道庁土木課。間口六一・二メートル、奥行三六・四メートル、建坪は一六五四平方メートル、延床面積は四九二五平方メートル。建築当時は屋根裏に二階があり、塔も含めると六階建であった。様式はアメリカ風ネオバロック様式、屋根はスレート葺壁面に使用した煉瓦は白石しろいし村の鈴木煉化製造所(現白石区)製、石材山鼻やまはな村の硬石こうせき山で産出したものを使用した。屋上塔屋は建築の途中に付加されたものといわれ、不安定であったことから同二八年に撤去された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android