北半田村(読み)きたはんだむら

日本歴史地名大系 「北半田村」の解説

北半田村
きたはんだむら

[現在地名]桑折町北半田

谷地やじ村・南半田村の北に位置し、東西に細長い。北西部に半田山(八六三・一メートル)があり、中腹に赤牛が沼の主と伝える半田沼がある。村内を普蔵ふぞう川が東流し、南東部は西根にしね台地にかかる。半田銀山正面の御免ごめん町は銀山にかかわる商人らが集まり、町場を形成していた。羽州街道が町から御免町にかけて通る。明応五年(一四九六)一二月二九日の伊達尚宗証状写(伊達家文書)に「飯田」とみえ、伊達崎だんざき郷に毎月三度水を落していた。天文七年(一五三八)の段銭古帳に伊達西根のうちとして「北はん田」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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