デジタル大辞泉
「化他」の意味・読み・例文・類語
け‐た【化他】
1 仏語。他人を教化すること。
2 浄瑠璃を語り、長唄をうたったりした門付け。
「夜もろくろくに、―には一はなだち」〈浮・芝居気質・一〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
け‐た【化他】
〘名〙
① 仏語。他人を教化すること。
※勝鬘経義疏(611)十大受章「以二自行一為レ本兼顕二化他一」 〔勝天王般若経‐七〕
② 夜、浄瑠璃を語ったり長唄をうたったりして
人家の
門口に立ち、
金品をもらうこと。また、その人。門付
(かどづ)け。
※
浮世草子・当世芝居気質(1777)一「夜もろくろくにけたには一はなだち。弾あるいた功には
弟子の中での立三絃
(たてさみせん)」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報