勝更村(読み)かつさらむら

日本歴史地名大系 「勝更村」の解説

勝更村
かつさらむら

[現在地名]八幡町有坂ありさか

長良川右岸にあり、上流坪佐つぼさ村。記載順からみて、慶長郷帳に勝原村高一四九石余とみえるのが当村か。元和二年(一六一六)の村高領知改帳には「かつ原村」とある。正保郷帳は畑方のみで高六〇石。寛文四年(一六六四)の遠藤常友大坂御加番の人足書(郡上郡史)には新足軽として勝皿村小池奥左衛門がみられる。安永二年(一七七三)の郡上領留記(大西文書)では小渡舟(長さ五間四尺・幅四尺五寸)一艘があり、その用材は御立山から採り、「村中高掛り」で維持された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android