勝央(読み)しょうおう

改訂新版 世界大百科事典 「勝央」の意味・わかりやすい解説

勝央[町] (しょうおう)

岡山県北東部,勝田郡の町。人口1万1195(2010)。中国山地を背に北部丘陵が起伏し,中南部には滝川に沿って津山盆地東端の低地が開ける。中心集落の勝間田は,近世出雲街道の宿場町本陣が2軒置かれた。低地は条里制遺構が残る古くからの水田地域であるが,台地は国営パイロット事業や工業団地の造成が進み,新しい農工業の町へと姿を変えている。米・麦作のほかに,ブドウモモ,茶,タバコの産が多く,酪農,和牛飼育も行われる。JR姫新線,国道179号線が通じる。坂田金時をまつる栗柄神社がある。
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