精選版 日本国語大辞典 「労所」の意味・読み・例文・類語
いたわり‐どころ いたはり‥【労所】
〘名〙
① たいせつに取り扱ってくれる所。めんどうをみてくれる所。世話人。
※宇津保(970‐999頃)内侍督「いたはりどころもなくて、本家のはづかしくものせらるる」
※栄花(1028‐92頃)月の宴「いたはりどころなう心憂く見えさせ給ふを」
※宇津保(970‐999頃)蔵開上「侍る所にし触穢(そくゑ)の候ひつれば、〈略〉いたはりどころの侍りしかば」
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