加倉古墳群(読み)かくらこふんぐん

日本歴史地名大系 「加倉古墳群」の解説

加倉古墳群
かくらこふんぐん

[現在地名]浪江町加倉 下加倉

請戸うけど川河口から六キロ上流の北側一帯に東西に横たわる丘陵上に立地する六世紀の円墳。昭和五三年(一九七八)緊急調査を実施。以前は一〇基ほどあったが、調査時は六基遺存するのみであった。今回は三基が調査対象となった。墳径は八―一二メートル、高さ一―一・六メートルと小規模な古墳のみである。内部主体は横穴式礫槨・木棺直葬である。前者鹿島町真野まの古墳群A二〇号墳主体部と共通するものとして注目されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android