割掛(読み)わりがけ

精選版 日本国語大辞典 「割掛」の意味・読み・例文・類語

わり‐がけ【割掛】

〘名〙
二つ荷物を紐で結び、肩の前後に分けてになうこと。振分(ふりわけ)
歌舞伎・傾情吾嬬鑑(1788)五立「革籠と銭財布を割掛けにして担ぎ出る」
② (━する) 分割、配分すること。
地方凡例録(1794)一〇「百姓持高にては十石以下、反畝にては一町歩以下の田畑は、子供并兄弟へ割掛申まじき事」

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