割れ残り(読み)ワレノコリ

デジタル大辞泉 「割れ残り」の意味・読み・例文・類語

われ‐のこり【割れ残り】

過去に発生した地震震源域で、プレート岩盤が破壊されずに残った領域
[補説]嘉永7年(1854)の東海地震安政東海地震)が熊野灘から駿河湾にかけての領域を震源域として発生したのに対し、昭和19年(1944)の東南海地震(昭和東南海地震)の震源域は熊野灘から遠州灘浜名湖沖付近までだったことから、浜名湖沖から駿河湾にかけて割れ残ったプレートにひずみが蓄積しているとして、1970年代後半、この領域で巨大地震が起こる可能性が指摘された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android