前田 幸作(読み)マエダ コウサク

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「前田 幸作」の解説

前田 幸作
マエダ コウサク


肩書
元・衆院議員(第二控室),元・博多東亜倶楽部支配人

生年月日
明治28年4月

出生地
京都

経歴
独自の才気弁舌に恵まれ、京都の寺田キネマ商会で声色弁士やセールスに活躍。京極中央館支配人だった32歳のとき、東亜キネマ重役に見込まれて東亜に入社。昭和2年博多東亜倶楽部支配人として博多に赴任。無料入場券を飛行機で散布するなど奇抜な宣伝を展開し、街の話題となる。5年東亜を退き、以後民衆倶楽部、世界館、大衆座などの経営に奮闘。6年には福岡県議に当選して政界に進出。11年衆院議員となり、戦後も福岡市議を4期務め“爆弾質問男”の異名をとった。晩年は銭湯経営のかたわら、全国公衆浴場環境衛生同業組合連合会副理事長などをつとめた。

没年月日
昭和62年9月19日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

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