前河原村(読み)まえがわらむら

日本歴史地名大系 「前河原村」の解説

前河原村
まえがわらむら

[現在地名]境町島村しまむら

那波なは郡に属し、東は佐位さい郡島村、南は利根川を挟み武蔵国児玉こだま下仁手しもにつて(現埼玉県本庄市)に接する。古くは飯田いいだ村と称したと伝える。現在、利根川が集落の南に接して流れる。これは大正八年(一九一九)に河川改修工事が完了してからのことであり、それ以前は利根川の偏流蛇行はなはだしく、また度重なる洪水に苦しんだ。寛永二年(一六二五)当村二九石余が駒井右京進に、「前河原之内」で二一石余が跡部民部少輔に与えられた(記録御用所本古文書)

前河原村
まえがわらむら

[現在地名]下妻市前河原

鬼怒きぬ川左岸、瀬戸井せどい街道沿いにあり、北は半谷はんや村。江戸初期に天領旗本領となり、正徳二年(一七一二)村の一部が下妻藩領となる。元禄郷帳の村高は五一二石余、幕末は天領二六〇石余、旗本大河内氏領一七一石余、下妻藩領分八七石余(各村旧高簿)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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