刷上(読み)すりあげる

精選版 日本国語大辞典 「刷上」の意味・読み・例文・類語

すり‐あ・げる【刷上】

〘他ガ下一〙 すりあ・ぐ 〘他ガ下二〙 印刷をし終える。刷りものを作りあげる。
恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉二四「刷毛で塗(なす)って、馬楝(ばれん)で颯(さっ)一撫に刷(ス)り揚(ア)げるのを見ると」

すり‐あがり【刷上】

〘名〙 すりあがること。印刷のできあがること。また、そのすりあがったもの。
※ふだん着のソ連(1955)〈渡辺善一郎〉検査検閲「午前二時すぎに党機関紙プラウダの刷り上がりが届けられる」

すり‐あが・る【刷上】

〘自ラ五(四)〙 印刷し終わる。印刷ができあがる。
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉七「新聞の刷り上るのを待兼ねて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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