利町(読み)とぎまち

日本歴史地名大系 「利町」の解説

利町
とぎまち

[現在地名]浜松市利町・紺屋町こうやまち中山町なかやまちよう

浜松城の南、東海道の西側に並行して南北に延びる脇町。北は紺屋町、南は大工だいく(井上氏時代城下絵図)。延宝五年(一六七七)の浜松町村家数高間尺帳によれば町の長さ四町三八間、家数四三。浜松各町書上によると町並は東側二五間四尺余・西側六〇間五尺余、町幅二間四尺。横町五社大門ごしやだいもん通は南側五五間三尺・北側五五間、諏訪大門すわだいもん通は南側三五間一尺余・北側五五間で、五社神社・諏訪神社門前町であった。

利町
とぎまち

[現在地名]豊橋市札木ふだぎ

吉田城大手門の南にある裏町。寛延三年(一七五〇)の吉田二十四町差出帳(橋良文庫蔵)によると、高七石余、戸口は一九軒・九九人、うち男四一・女五八である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報