初酉神社(読み)はつとりじんじや

日本歴史地名大系 「初酉神社」の解説

初酉神社
はつとりじんじや

[現在地名]筑波町漆所

漆所うるしじよ北部台地に南面して鎮座北方の筑波山の遥拝地の観がある。祭神は天御桙命・大己貴命。例祭は一二月一〇日。創立年代は不明であるが、筑波山麓では麻・桑の栽培が古くから行われていたことが「万葉集」や神郡の蚕影かんごおりのこかげ神社の存在などから知られており、当社は古代の機織部(服部)の集住と関係があると考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android