初越村(読み)はつこしむら

日本歴史地名大系 「初越村」の解説

初越村
はつこしむら

[現在地名]浅羽町初越

新堀にいぼり村の南に位置する。正保郷帳に村名がみえ、横須賀藩領。田方三七〇石余・畑方二五石余、城徳じようとく(常徳寺)領一石五斗・大昌だいしよう寺領一石五斗。領主変遷西にしさき村に同じ。「遠淡海地志」によれば家数四七。中畦なかうね堤相論では貞享三年(一六八六)下輪しもわ一四ヵ村の一村として裁許を得た。元文三年(一七三八)にも西手七ヵ村として参加。宝永三年(一七〇六)長溝ながみぞなど三ヵ村との間で古川ふるかわ溜池用水相論に加わっている。安政三年(一八五六)江之端えのはた悪水吐圦樋伏替え相論には惣代として、元治元年(一八六四)上貫名かみぬきな(現袋井市)地内の新規圦樋敷設相論にも名を連ねている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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