列村(読み)れっそん

百科事典マイペディア 「列村」の意味・わかりやすい解説

列村【れっそん】

線状に細長く伸びた形の集落道路,山麓線,湧泉,水路などが立地条件となる。他の発展要素と合わさって街村路村宿場町門前町などを形成する。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「列村」の意味・わかりやすい解説

列村
れっそん

街路片側または両側に家が建ち並び細長い形状を呈する集落で、列状村落ともいう。道路に沿い第一次産業を主とする家が並ぶ路村に対し、街道に面し交通的・商業的機能をもつ細長い集落を街村という。宿場町、市場町、門前町などには、計画的につくられたものも多い。

[中田榮一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の列村の言及

【新田集落】より

…新田集落は開発地の地形や開発目的によって集落形態が異なり,開発主体によって社会構造や経済機能も異なる。 集落形態は,開発地の地形によって集村,散村,列村,街村となる。集村は一般的で開発地の中の居住適地に新田百姓の家屋が密集し,新田百姓の経営耕地は分散している。…

※「列村」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」