精選版 日本国語大辞典 「切金・截金」の意味・読み・例文・類語
きり‐がね【切金・截金】
〘名〙
① 金、銀などの薄板を蒔絵(まきえ)の中にはめこむこと。また、その薄板。
② (截金) 主として、仏画や仏像の彩色に用いる一技法。また、その技法で描かれたもの。金、銀などの箔を細い線状や、さまざまな形の小片に切ってはりつける技法で、奈良時代に唐から伝えられ、平安時代から鎌倉時代にかけて盛んに行なわれた。切金彩色。
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