切留(読み)きりとどむ

精選版 日本国語大辞典 「切留」の意味・読み・例文・類語

きり‐とど・む【切留】

〘他マ下二〙 =きりとむ(切留)
曾我物語(南北朝頃)八「牛若殿一人おきあひ、究竟のつは者十二人きりとどめ、八人に手をおほせて」

きり‐と・む【切留】

〘他マ下二〙 切って殺す。討ちとめる。きりとどむ。
幸若・伏見常槃(室町末‐近世初)「有時義朝紫震殿のしもくちにて変化の者をきりとむる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android