分谷地A遺跡(読み)わけやちAいせき

日本歴史地名大系 「分谷地A遺跡」の解説

分谷地A遺跡
わけやちAいせき

[現在地名]胎内市熱田坂 下野

胎内たいない川中流の左岸段丘上に立地する遺跡で、標高一〇〇メートルの上段水田部と標高五〇メートルの下段水田部の二地点に遺跡が所在する。県営圃場整備事業に伴い、平成一二年(二〇〇〇)から黒川村教育委員会(当時)が発掘調査を実施した。上段には八基の弥生時代の再葬墓群が確認され、縄文時代早期から晩期土器が出土しているが、縄文後期前半の南三十稲場式土器が主体を占めている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android