分地村(読み)わきちむら

日本歴史地名大系 「分地村」の解説

分地村
わきちむら

[現在地名]田主丸町秋成あきなり鷹取たかとり吉井よしい鷹取

日田街道の北側に位置する。耕地巨瀬こせ川左岸にあり、耳納山地北麓には当村のうち八竜はちりゆう名がある。寛永五年(一六二八)の立村という(「永禄以来年代記」三浦家文書)。本高は八一石余(元禄国絵図)。「在方諸覚書」では古高五〇石・役高一二七石。享保一二年(一七二七)の夏物成は大麦三石余・小麦一石五斗余・菜種五斗余(「本地夏物成帳」中村家文書)。寛政元年(一七八九)の撫斗代五斗八升、人数八三、馬七(上三郡取調手鑑)。享和二年(一八〇二)の春免高帳では高一二七石、文化四年(一八〇七)の畝付帳では本田六町五反余・開田五反余・畑田一町三反余・畑三町余・居屋敷一反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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