普及版 字通 「刃(漢字)」の読み・字形・画数・意味
刃
常用漢字 3画
(旧字)
3画
[字訓] は・はもの・やいば
[説文解字]
[字形] 象形
刀の刃部に光のあることを示す字。〔説文〕四下に「刀堅きなり」とし、「刀にるの形に象る」という。字を指事とする説もあるが、指事は場所的な関係の表示を主とする。刃の刃光を示す方法は、光や皇の玉光の表現と同じとみてよい。
[訓義]
1. は、はもの、きれもの。
2. やいば、つるぎ、刀刃の器。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ヤキバ 〔字鏡集〕 カフル・ツルキ・ヤキバ・カタナ・ハ・イタム
[部首]
〔説文〕に・劒の二字を属する。(そう)四下は「傷なり」とあって、創の初文。刀創の部分を、両傍点によって示す。
[声系]
〔説文〕に声として・・仞・(忍)・など十字を収める。の声義を用いるものはほとんどない。
[熟語]
刃下▶・刃撃▶・刃創▶・刃物▶・刃▶
[下接語]
握刃・懐刃・揮刃・狂刃・玉刃・交刃・矢刃・刺刃・執刃・尺刃・接刃・操刃・大刃・長刃・直刃・挺刃・刀刃・白刃・伏刃・兵刃・刃・鋒刃・冶刃・遊刃・履刃・両刃
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報