函館護国神社(読み)はこだてごこくじんじや

日本歴史地名大系 「函館護国神社」の解説

函館護国神社
はこだてごこくじんじや

[現在地名]函館市青柳町

西は函館山の山麓、南は津軽海峡に面して鎮座。もと官祭函館招魂かんさいはこだてしようこん社と称し、明治二年(一八六九)箱館戦争の官軍兵の一六〇余柱を祀ったのに始まる(「渡島国地誌提要」など)。同九年の明治天皇奥羽巡幸の際には開拓使三等出仕杉浦誠が参向祭祀した。大正二年(一九一三)日清・日露戦争の戦病没者一〇二柱を合祀。なお、明治四四年の東宮、大正一一年の摂政宮、昭和一一年(一九三六)の天皇の道内行幸では祭祀料の下賜があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報