出雲田庄(読み)いずもだのしよう

日本歴史地名大系 「出雲田庄」の解説

出雲田庄
いずもだのしよう

信濃川中流右岸の沖積低地一帯、現さかえ町・見附市の西部から中之島なかのしま村を含む地に比定される。大永七年(一五二七)一〇月二二日の大熊政秀段銭請取状(大見安田氏文書)に「蒲原郡出雲田庄三林梶原分」とみえ、安田弥太郎が四段分の段銭を納入している。天正五年(一五七七)の三条衆給分帳(市川浩一郎氏蔵)には河野弥左衛門尉分として「出雲田庄境村」とあり、これは現見附市坂井さかいにあてられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android