精選版 日本国語大辞典 「出入師」の意味・読み・例文・類語
でいり‐し【出入師】
〘名〙
① 江戸時代、裁判所への代書・訴訟の補助または代理、その他証文買いなどを業としたもの。公事師(くじし)。その多くは、公事宿の主人、手代が兼職したが、訴訟人の不慣れにつけこみ、不当な礼金などをむさぼり評判が悪かった。
※雑俳・川柳評万句合‐明和三(1766)智二「出入しはだいてはいらうなどと言い」
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